2017年10月初旬に公開される恋愛映画「ナラタージュ」。嵐の松本潤さんが4年ぶりに主演を務めます。
また、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」で主演を務めた有村架純さんがヒロインで出演するとして話題にもなりました。
映画はどのような内容なのでしょうか。そして、原作との違いはあるのでしょうか。
映画「ナラタージュ」の原作は何?
2017年10月7日に公開となる映画「ナラタージュ」ですが、この映画には原作となる小説が存在します。
原作の小説も映画と同じ「ナラタージュ」というタイトルとなっていて、角川文庫から出版されています。
こちらの本は、2005年2月に出版された恋愛小説で、23万部を超えるベストセラーとなりました。
出版された翌年には「この恋愛小説がすごい!」というランキングで一位になっています。
本の作者は1983年生まれの女性、島本理生さんです。若干22歳で書かれた小説なんですね。
原作のあらすじはつまらない内容?
ネタバレとなりますので、ご注意下さい。
主人公は高校教師の葉山貴司。そして、ヒロインは教え子の工藤泉。
二人は教師と教え子という関係だが、お互いに好意を持っていた。しかし、葉山は既婚者だったため、それ以上の関係は無かった。
泉が大学生になったある日、二人は再会することに。葉山への気持ちを抱きつつも泉は他の人と付き合うことに。
そんな時、泉の後輩が行方不明に。無事に保護されたが、強姦された後輩はPTSDで自ら命を絶ってしまう。
教え子を亡くし悲しむ葉山を泉は慰め、またも距離を縮める。
葉山は妻と離婚したと嘘をつくが、泉は見破り、葉山とも彼氏とも別れると決意。
別れる前に葉山と体の関係を持つが、最後には葉山は妻と復縁し、泉は別の男性と結ばれる。
という話となっています。
「ナラタージュ」の評価や感想は?
原作の小説を読んだ方のレビューを見てみると、様々な意見がありました。
表現が綺麗で引き込まれる、気持ちの描写がとても丁寧に書き込まれている、など肯定的な意見も多く見られました。
しかし、人物についての描写が多すぎて疲れる、感情移入がしにくいキャラクター設定、キャラクターが平べったいなど否定的な意見もありました。
また、前半と後半でキャラクターの表情が変わるので面白い、という方もいれば、ここまでガラッと変わると感情移入できないという意見もありました。
読み手の受け取り方や経験によって、良くも悪くも刺激のある小説と言えるようです。