山林ビジネスの収益化方法【木材の売り先と値段】どこで売る?相場はいくら?

山に生えている木は家の柱や床になったり、紙の原料になったりしていますよね。ということは山に生えている木は売れるということです。

しかし、どこに持っていけばいいのかは誰も教えてくれません。今回は謎に包まれた木の流通に触れてみたいと思います。

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木はどこに売るの?

木を売るには木材市場に持ち込むのが一般的です。

製材業者と直接取引も出来ない事はないのですが、大きさや状態によって1本1本の単価を決める際にトラブルに発展しやすい為、市場に仲介してもらうのがベターですね。

木は一般的に3mか4mの長さにプラス5から10cmくらいの余裕の長さをつけて出品します。

5mや6m、8mの長さに切って持ち込むと単価は良いのですが、運搬のコストと危険性を考えると一般の人には難しいですね。

木の枝はしっかりと落とす、切り口は段差が出来ないように綺麗に切る、曲がりがないように切る、腐れた部分やコブが無い、二またの部分を外す、切り口の割れや傷が無いように切る。

この辺りは出品するなら必ずおさえておくポイントです。

この他にスギの木の切り口中心に赤みがある、切り口に見える枝の跡が中心付近で止まっている、乾燥して中心付近に割れが入っている、木の皮を剥いている。

この辺りを確認しながら出品すると売上単価は高くなります。木を買う製材業者が好むポイントとも言えますね。

近年増加している注目の売り先

直接取引や市場に出品する以外にも木を売る方法はあります。皆さんはバイオマス発電というものを聞いたことはありませんか?

バイオマス発電は、再生可能エネルギー事業のことで石油のように長い時間をかけなくても蓄積する資源を利用して電力を作るものです。

火力発電所の燃料を石油や石炭といった化石燃料から、40年から50年ほどで再生する木材燃料に変えるというわけです。

その為、バイオマス発電所では木材の直接買い取りをおこなっています。

トラックに積んだ木材を重さ1t当たり3,000円から7,000円くらいで買い取ってくれますが、買い取りには各種提出書類が必要なので必ず確認してから持ち込みましょう。

もうひとつの売り先として木材の輸出ですね。これは現在、鹿児島県が力を入れていますが、個人での輸出は難しいかもしれません。

輸出には間に入っているブローカーがいますので、そこと話が出来れば可能性は有ります。しかし安定的な供給量が必要なので、やはり個人規模では難しいかもしれませんね。

木の値段の相場はどれくらい?

正直なところ、木の値段には相場が有るのか無いのか不明なところです。

物の値段というのは需要と供給で決まるのですが、需要が有る場合だと市場で買う人達が値段をつりあげていくので高値になります。

逆に需要が無い場合だと安く買い叩かれてしまうので、買い手市場になっているのが木材取引の現状です。

しかし、前述のバイオマス発電の登場によって、最低価格は守られるようになりました。すなわちバイオマス発電より安く買われることは無くなったのです。

木の値段が高い地域、安い地域

実は木材の値段は地域によって全く違います。日本国内でトップレベルの木材価格は間違いなく奈良県です。

奈良県は吉野林業という伝統的な木の育て方により良質な木がたくさん有り、製材業者も多く存在しています。

木を切り出すには急峻な地形と林業従事者不足で、良質の材が少なく出品されて、多くの製材業者で競りをする為、高値に発展するのです。

その平均価格は安くて10,000円から50,000円の間、高くなると80,000円、100,000円にもなっていきます。

逆に安い地域に代表されるのは鹿児島県ですね。温暖な気候の為、年輪の幅が広くて割れやすい木が特徴で、スギの切り口も真っ黒になるものが多いです。

そのうえ製材業者が少ない為、言い値で買われてしまします。平均して6,000円から10,000円、高くなっても20,000円に届けば良いほうなのです。

具体的に1本いくら?

木の値段は一般的に1立方メートル当たり単価で決まります。算数で習ったと思いますが、体積の算出方法は幅×高さ×奥行きでしたよね。

市場での丸太の体積の計り方は、末口二乗法という計算方法を用います。末口とは木の切り口の細い方のことで、その末口の直径の一番短いところを計ります。

末口直径が20cmだった場合はメートルに換算して0.2mですよね?長さが4mの20cm直径の丸太の体積は、0.2×0.2×4=0.16になります。

ちなみに市場では丸太の体積の事を材積と言いますよ。この材積に前述の単価をかけます。

例えば長さ4mの20cm直径の丸太1本の単価が6,000円だと0.16×6,000円で1本960円。これが単価60,000円だと0.16×60,000円で9,600円になるのです。

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